これから特定技能の資格で日本での生活をスタートさせる皆さん、そして皆さんの採用を検討している企業の担当者様へ。
日本で働き始めるにあたって、「事前ガイダンス」という言葉を耳にしたことはありますか?実はこれ、日本で安心して生活し、長く安定して働くために欠かせない、とても大切なステップなんです。
「難しそうな手続きの話かな?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。この記事では、このガイダンスが一体なぜ必要なのか、どんなことを話すのかを、どこよりも分かりやすくお伝えします。
事前ガイダンスって何のためにあるの?
日本という新しい国で生活を始めるのは、期待と同じくらい不安も大きいものです。「生活のルールは?」「お金はどう管理すればいいの?」「困ったときは誰に聞けばいいの?」。そんな不安を少しでも減らし、皆さんが最初から笑顔で日本ライフをスタートできるようにするための準備が「事前ガイダンス」です。
法律上、このガイダンスは企業側の義務とされています。つまり、企業は皆さんを一人にせず、しっかりサポートする準備ができているかを確認する必要があるのです。
具体的にどんな話をするの?
ガイダンスの内容は、皆さんの「日本での生活」を守るための大切な情報ばかりです。
1. お仕事のルールについて どんな仕事をして、給料はいくらで、休日はいつなのか。雇用契約書の内容を、皆さんが母国語で十分に理解できるまで説明します。「聞いていた条件と違う」というトラブルを防ぐための大切な確認です。
2. 入国の手続きとルール 日本に来るための査証(ビザ)についてや、入国時に必要なことなどを説明します。意外と知られていないのが「これは違法ですよ」という禁止事項。例えば、企業が本人やその家族から不当な金銭を徴収することは法律で厳しく禁止されています。
3. 日本での生活基盤づくり 住む場所の確保はもちろん、日本の気候や服装、生活に必要な持ち物についてもアドバイスします。また、日本に来てすぐに必要になる生活費の目安なども、現実的な視点で解説します。
4. 日本の生活に慣れるための情報 働くだけでなく、住む場所周辺のスーパー、コンビニ、病院などの情報も提供されます。皆さんが、日本に来たその日から「どこで何を買えばいいか」が分かるようにすることが目的です。
外国人からよくある質問 Q&A
Q1:ガイダンスは日本語で受けなければいけませんか?
いいえ、そんなことはありません。皆さんが十分に理解できる言語で行うことが義務付けられています。対面だけでなく、通訳を交えたオンラインでの実施も可能です。「よく分からないままサインさせられた」なんてことにならないよう、必ず母国語で説明を受けてくださいね。
Q2:入国後に困ったことがあったら誰に相談すればいいですか?
これも非常に重要です。ガイダンスの中では、会社内の「生活相談担当者」が誰なのかも明確に伝えます。仕事上の悩みだけでなく、生活で困ったことがあれば、いつでも気軽に相談できる相手がいるので安心してください。
Q3:日本に来るまでの費用を会社に払わないといけないの?
答えは「NO」です。特定技能の受け入れに関する支援費用は、原則としてすべて企業側が負担することになっています。本人から不当な名目でお金を集めることは法律で禁止されていますので、もし不審な要求があった場合は、すぐに行政書士などの専門家や、地域の相談窓口に相談してください。
もっと詳しく知りたい方へ
事前ガイダンスは、単なる事務的な説明会ではありません。皆さんと受け入れ企業との「信頼関係」を築く最初のチャンスです。
この支援内容は、出入国在留管理庁のガイドラインに基づいて定められています。
日本での生活が、皆さんにとって素晴らしい経験になることを心から願っています。もし、手続きや支援内容について不安がある場合はVISA専門の行政書士に相談しましょう。