日本の企業で働きたい、そう考えて日本へ来たものの、「具体的にどこで仕事を探せばいいのか分からない」「自分のビザで働ける仕事か不安」と悩んでしまう方は少なくありません。
日本の就職活動は、母国の方法とは大きく異なる点も多いため、一人で抱え込んでしまうと、なかなか希望する就職先に巡り会えないこともあります。
この記事では、外国人が日本でスムーズに就職活動を進めるためのヒントと、無料で利用できる頼れる公的機関について解説します。
日本での就職、まずはここから!頼れる相談窓口
日本で就職活動をする際、闇雲に求人サイトを眺めるだけでは非効率です。まずは、外国人の就職支援に特化した公的機関の力を借りることを強くおすすめします。
特に活用していただきたいのが「東京外国人雇用サービスセンター」です。
このセンターは、厚生労働省が運営しており、日本での就職を目指す留学生や、すでに「技術・人文知識・国際業務」といった専門的な在留資格を持っている方を対象に、きめ細かなサポートを行っています。
【東京外国人雇用サービスセンターでできること】
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専門的な職業相談: 日本の企業が求める人物像や、履歴書・職務経歴書の書き方など、個別に相談できます。
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求人情報の提供: 外国人留学生を積極的に採用したい企業の情報を入手できます。
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在留資格に関するアドバイス: 今のビザでどのような職種に就けるのか、就職が決まったらどのような手続きが必要かなど、基本的な疑問を解消できます。
また、配偶者ビザや定住者など、就労制限がないビザをお持ちの方や、アルバイトを探している留学生の方は「新宿外国人雇用支援指導センター(ハローワーク新宿歌舞伎庁舎)」も選択肢に入ります。地域に根差した支援が受けられるため、まずは近隣のハローワークに外国語対応の窓口があるか確認してみるのも良いでしょう。
外国人が就職活動で成功するための「3つのポイント」
公的機関を使いつつ、ご自身でも以下の3点を意識すると、就職活動の成功率がグッと高まります。
1. 在留資格(ビザ)の範囲を正しく理解する 日本で働くためには、必ず「許可された活動範囲内」である必要があります。例えば「留学」ビザのままでフルタイムの会社員として働くことはできません。内定が出た後に「ビザの変更」が必要になります。この「就労系ビザへの変更」が、外国人の就職における最大の関門です。不安な場合は、入管業務専門の行政書士に相談することをお勧めします。
2. 日本語能力は「武器」になる 仕事内容にもよりますが、高い日本語能力は、就職の選択肢を圧倒的に広げます。たとえ技術職であっても、社内のコミュニケーションや報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を円滑に行うためには、ビジネスレベルの日本語が不可欠です。また、最近では企業も「日本語教育」に力を入れているところが増えています。面接で「今は日本語を勉強中ですが、実務を通してさらに向上させたい」という意欲を伝えることも重要です。
3. 「ハローワークインターネットサービス」を活用する ハローワークは全国の求人を一元管理しています。センターに行かなくても、Webサイトから検索が可能です。条件を絞って探せるので、まずはサイトを毎日チェックする習慣をつけましょう。
よくある疑問を解決!Q&Aコーナー
Q1:留学生です。内定が出た後は、すぐに働き始めていいですか?
A: いいえ、そのままではいけません。「留学」ビザから「技術・人文知識・国際業務」などの就労ビザへ、入国管理局で「在留資格変更許可申請」を行い、許可を得る必要があります。内定が出てから申請準備をすると時間がかかるため、卒業の数ヶ月前から準備を始めるのが一般的です。
Q2:どんな資格があれば就職に有利ですか?
A: 日本語能力試験(JLPT)は多くの企業が応募条件にしています。最低でもN2以上を目指すのが理想的です。その上で、IT系のスキル(基本情報技術者など)や、自身の専門分野に関連する資格があれば、大きなアピールポイントになります。
Q3:日本語があまり上手ではありませんが、日本で就職できますか?
A: 難しいケースが多いですが、不可能ではありません。ただし、日本語を使わない現場作業などは、労働環境が過酷な場合や、ビザの要件(単純労働は認められない等)に引っかかる可能性があります。公的機関の相談窓口で、あなたの現在の日本語レベルやスキルに合った職場があるか、まずは正直に相談してみてください。
まとめ:焦らず、正しいステップで進めよう
日本での就職活動は、時に苦しいこともあるかもしれません。しかし、正しく情報を集め、適切な支援機関を利用すれば、理想のキャリアへの道は開けます。
入管業務を取り扱っている行政書士は、皆さんが安心して日本で働き続けられるよう、ビザの観点から法的なサポートを行っています。もし、就職活動の途中で「今の会社への転職はビザ的に大丈夫だろうか?」「更新の手続きが複雑で不安」といった悩みが出てきたときは、いつでも専門家を頼ってください。