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在留カードを郵送で受け取る方法は?オンライン申請の注意点を解説

「入管(出入国在留管理局)の手続き、もっと楽にならないかな……」 「仕事や学校を休みたくないけれど、ビザの更新のために窓口で何時間も待つのはつらい……」

日本で暮らす外国人の方にとって、入管の混雑は長年の悩みでした。しかし、現在は「在留申請オンラインシステム」が定着し、わざわざ窓口へ行かなくても、新しい在留カードを「郵送」で受け取ることが当たり前の時代になっています。

本記事では郵送受取ができる条件や、逆に「窓口に行かなければならないケース」について分かりやすく解説します。


1. 在留カードの郵送受取とは?オンライン申請だけの大きなメリット

これまで在留資格の更新や変更の手続きは、①申請時と②受取時の最低2回、入管の窓口へ行くのが一般的でした。

しかし、パソコンやスマートフォンから手続きを行う「オンライン申請」を利用すれば、受取方法で「郵送」を選択できるようになります。これにより、自宅やオフィスにいながら新しい在留カードを手にすることが可能です。

郵送受取のメリット

  • 圧倒的な時間の節約: 入管への往復時間や、窓口での数時間に及ぶ待ち時間がなくなります。

  • 交通費のカット: 遠方の入管まで行くための電車賃やバス代がかかりません。

  • 生活リズムを守れる: 平日の日中に予定を空ける必要がなく、普段通り仕事や勉強に集中できます。


2. 注意!郵送受取が選べない「4つのケース」

非常に便利な郵送制度ですが、手続きの性質上、どうしても窓口へ行く必要があるケースが4つあります。ご自身の状況が当てはまっていないか確認しましょう。

① 再入国許可を同時に申請している場合

ビザの更新と一緒に、一時帰国のための「再入国許可(数次許可など)」を申し込んだ場合です。この許可はパスポートに直接シールを貼ったりスタンプを押したりする必要があるため、物理的にパスポートを窓口へ提示しなければなりません。

② パスポートへの「証明」だけで完了する場合

「短期滞在」からの変更など、中長期在留者に該当せず、新しく在留カードが発行されないケースです。送るべきカードそのものが存在しないため、郵送受取の対象外となります。

③ 在留カードに「漢字の名前」を新しく追加したい場合

アルファベットの氏名だけでなく、漢字の名前を新しく載せたい(漢字氏名併記の申出)という希望を初めて出す場合です。この手続きには専用の届出書の提出が必要なため、初回は窓口での対応が求められます。 ※すでに漢字が入っているカードを持っていて、それを更新するだけであれば郵送可能です。

④ 16歳の誕生日が近い方の有効期間更新

16歳の誕生日を境にカードの有効期限が変わるお子様などの手続きでは、特定のタイミングによって窓口での確認が必要になることがあります。


3. 【重要】アルバイトの許可(資格外活動)も郵送受取が可能です

以前は「資格外活動許可(アルバイトの許可)」を同時に申請すると、郵送受取ができない仕組みでした。しかし、現在は運用が改善されており、アルバイトの許可を同時に申し込んでも、在留カードを郵送で受け取ることが可能です。

現在はパスポートへのスタンプの代わりに「資格外活動許可書」という別紙が発行されるようになっているため、カードと一緒に自宅へ届きます。留学生や家族滞在の方にとって、非常に便利な運用となっています。


4. 郵送受取の流れと後からの変更方法

オンライン申請を行う際に、画面上で受取方法を「郵送」に設定してください。もし申請を出した後に「やっぱり郵送がいいな」と思った場合でも、審査が終わる前(システム上で『申請完了』や『審査中』と表示されている間)であれば、画面上で受取方法を変更することができます。

※ただし、海外から家族を呼び寄せる際の「認定証明書」については、メール受取か郵送受取かを後から変更することはできませんので注意してください。


5. 読者の「知りたい!」に答えるQ&A

Q1:郵送代(切手代)はどうやって払うのですか?

A: 審査完了の通知が届いた後、入管の指示に従って「返信用封筒」に簡易書留分の切手を貼り、現在の古い在留カードを同封して郵送します。その後、入管から新しいカードがその封筒で返送されてくる仕組みです。

Q2:会社や行政書士の事務所に送ってもらえますか?

A: ご自身で申請される場合は、原則として住民票のある住所に届きます。一方、行政書士が手続きを代行(取次)した場合は、行政書士事務所を受取先に指定できます。確実に受け取りたい、あるいは古いカードの返却手続きをミスなく行いたい場合は、プロに任せるのが最もスムーズです。

Q3:郵送を待っている間、不法滞在になりませんか?

A: 心配ありません。現在の在留期限までにオンラインで申請が受理されていれば、結果が出るまで(または期限から2か月が経過するまで)は、今の資格のまま合法的に滞在できます。新しいカードが届くまでは、古いカードが手元にあるため身分証明も可能です。


6. まとめ

在留カードの郵送受取は、日本で忙しく活動する皆様にとって非常に心強い味方です。オンライン申請を上手に活用することで、入管での待ち時間という大きなストレスを解消できます。

「自分の手続きは郵送で完結できる?」「オンライン申請の入力に自信がない……」という方は、ぜひビザ専門の行政書士へ相談しましょう。

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