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【在留カード紛失・汚損】再交付の手続きと費用を解説

日本で生活する外国人の方にとって、一番大切と言っても過言ではないのが「在留カード」です。これは、あなたが日本に合法的に滞在していることを証明する唯一の身分証明書であり、銀行口座の開設や携帯電話の契約、就職活動など、あらゆる場面で提示を求められます。

「もし、その在留カードを失くしてしまったら……?」 「汚れてしまって、写真や文字が見えにくくなったらどうすればいいの?」

想像しただけで不安になりますよね。実は、在留カードの再交付手続きは、原因によって対応方法や期限、費用まで異なります。今回は在留カードの再交付に関する手続きを、法律の難しい言葉を使わずに分かりやすく解説します。

在留カード再交付が必要な4つのケース

在留カードを新しく作り直す必要があるのは、主に以下の4つのパターンです。

1. 紛失・盗難・滅失してしまった場合(紛失等の再交付) 最も多いのがこのケースです。財布を落としたり、空き巣に遭ったりしてカードが手元からなくなってしまった場合です。 法律では、「その事実を知った日から14日以内」に手続きをすることが義務付けられています。 もし、うっかり手続きを忘れてしまうと、入管法違反として罰則の対象になる恐れもありますので、気づいたらすぐに行動しましょう。

2. 汚損・破損してしまった場合(汚損等の再交付) カードを洗濯してしまった、傷をつけて写真が見えなくなった、というケースです。 こちらは「○日以内」という法的な期限は特にありませんが、カードとして機能していない状態であれば、速やかに再交付を申請すべきです。ただし、どの程度汚れていれば交換が必要かという判断は個人の感覚に左右されます。文字や写真が判読できない状態であれば、早めの切り替えをおすすめします。

3. 入管から「再交付しなさい」と命令された場合(再交付命令) ICチップが破損していたり、カードの状態が悪すぎると、入管から「新しいカードに変えてください」という命令を受けることがあります。この命令を受けた場合は、14日以内に手続きをしなければなりません。

4. 自分の希望で交換する場合(交換希望) 「今の写真が気に入らない」「漢字の氏名表記を追加したい」といった、自己都合での交換も可能です。ただし、これには注意が必要です。上の1〜3のケースは費用がかかりませんが、この「交換希望」の場合だけは、1,600円の手数料が必要になります。また、あくまで「正当な理由」があることが前提ですので、安易な交換はできない場合があります。

手続きの際に知っておくべき重要ポイント

・警察への届け出が必須です(紛失・盗難の場合) 紛失や盗難の場合、いきなり入管に行っても手続きがスムーズに進まないことがあります。まずは最寄りの警察署や交番で「遺失届」や「盗難届」を出し、受理番号をもらうか、証明書を発行してもらうことが非常に重要です。もし紛失した状況を説明できない場合は、理由書を作成する必要があります。

・日本国外にいる時はどうする? もし日本から出国している時に紛失した場合は、出国中に手続きすることはできません。日本に再入国したその日から14日以内に手続きを行ってください。

アドバイス:在留カードは「命」の次に大事

在留カードは、あなたの生活を守るための大切なIDです。手続きの多くは、各地方出入国在留管理局の窓口で行いますが、最近では「在留申請オンラインシステム」を利用して手続きができる場合もあります。

私たちが業務を行っていてよく感じるのは、「自分一人で悩んで手続きを遅らせてしまい、結果として余計に時間がかかってしまう」というケースです。法律は非常に細かく、申請書類に不備があると、何度も入管へ足を運ぶことになります。特に、紛失理由が複雑な場合や、事情があって警察への届け出が難しい場合などは、無理をせず専門家である行政書士へ相談してください。

よくあるQ&A

Q1:再交付を申請している間、日本で働いても大丈夫ですか?

A:はい、問題ありません。再交付申請中の期間であっても、あなたの在留資格がなくなるわけではありません。ただし、身分証明が必要な場面でカードがないと不便ですので、手続きの控え(受付票など)は大切に保管しておいてください。

Q2:再交付の手数料は本当に無料ですか?

A:失くした(紛失)、盗まれた(盗難)、あるいは汚れてしまった、ICチップが壊れたといった「やむを得ない理由」による再交付であれば、手数料はかかりません。しかし、ご自身の希望で写真を変更したい場合など、「交換」目的の場合は1,600円の手数料がかかりますので注意してください。

Q3:再交付までの日数はどのくらいかかりますか?

A:申請内容や混雑状況によって変わりますが、概ね数週間程度かかることが一般的です。新しいカードが出来上がるまでは、一時的に交付された証明書などを使うことになります。郵送受け取りができる場合もありますので、申請時にしっかり確認しましょう。

まとめ

在留カードの紛失や破損は、誰にでも起こりうることです。大切なのは「気づいたときにすぐに行動すること」です。

もし現在、カードの紛失や破損でお困りであれば、まずは落ち着いて、最寄りの出入国在留管理庁のホームページを確認するか、専門家のアドバイスを求めてください。

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